どんな手続き!?遺品供養のお焚き上げ
こんばんは!
秋山です。
遺品供養については、皆さんはご存じでしょうか。
遺品を供養することで故人の供養に繋がると
されてますよね。
そこで、今回は遺品供養のお焚き上げについて、
その方法や注意点などをお伝えしようと思います。
Table of Contents
お焚き上げってどんなもの?
お焚き上げとは、
遺品整理した結果不要となった故人の所有していたもの
などを感謝の気持ちを込めて処分する儀式のこと。
日本では古くから物には命が宿ると考えられているため、
故人の大切にしていた遺品にも故人の魂が宿っていると
考えられています。
それをそのまま捨ててしまうのには抵抗がある人も多く、
お焚き上げによって清めることで故人の供養にも繋がると
されています。
お焚き上げの方法ですが、大別して2種類あります。
以下にご紹介しますね。
合同供養
合同供養とは、他の遺品などと一緒にまとめて供養する
方法のことで、寺院や神社に遺品を直接持ち込んだり
郵送するなどして供養していただくことをいいます。
一部の寺院では、月一など定期的に合同供養している
ところもあるようです。
お焚き上げを実施状況や実施時期などは、それぞれ寺院
によって違うようですから、前もって調べておいた方が
いいかもしれませんね。
神社も定期的に合同供養しているところもありますが、
多くはお守りやお札、破魔矢などの神社に関連するもの
だけが対象になるようです。
神社によっては、遺品も取り扱ってもらえることも
あるので、直接、ご相談してみるといいでしょう。
個別供養
寺院や神社によっては、個別に供養を受けられる
ところもあります。
あらかじめ連絡をして、スケジュールなどを確認して
みましょう。
供養する遺品については、寺院に当日持ち込むか、
事前に郵送する必要があります。
寺院にもよりますが、当日に持ち込みした場合でも、
受け付けてもらえるところもあるので、
事前に、問い合わせ連絡してもいいかもしれませんね。
では、実際に、遺品お焚き上げをすることになった
際は、どこに依頼すればいいのでしょう。
お焚き上げの依頼先について
自分に合った場所を選び、依頼しましょう。
神社やお寺に持参する
最もポピュラーな方法としては、神社やお寺に
持参することです。
この方法のメリットは、費用を抑えられることで、
費用は感謝の気持ちとしてお納めする形となります。
神社やお寺は特別な空間ですので、
遺品をお焚き上げをすれば、遺族の方にとっても、
ご利益を得ることができますね。
一方でデメリットは、お焚き上げで引き受けて
もらえないものがあることですかね。
例えば、
燃やすことで、有毒ガスを発生してしまうような
ものは、お焚き上げには適しません。
また、最近では環境問題への配慮の一環で、
お焚き上げ自体をされている神社や寺院も少なく
なってきているようです。
さらには、受付時期が正月明けの参拝者が多い時期
などに限られてしまうことなどもデメリットの1つ
かもしれませんね。
遺品整理業者へ依頼する
遺品整理業者に依頼する方法もあります。
業者の多くは、遺品整理サービスのひとつとして
合同供養も含まれてたりします。
もしご希望があるなら、
オプションなどで個別供養も引き受けるところも
あるようですから、一度相談してみてもいいかも
しれませんね。
遺品整理業者に依頼するメリットは、
寺院や神社などで断られてしまった遺品でも受け
付けてもらえることが多いところです。
また、対応時期に関しても、寺院や神社と比べれば
柔軟に引き受けてもらえるはずです。
お焚き上げの費用相場について
お焚き上げの意味合いや依頼場所が理解できたところで、
つぎに気になるのは費用面ですよね。
合同供養の場合の相場としては、
費用として5,000円程度といったところです。
故人の生活していた家に出向く現場供養の相場は
20,000円程度で、安いところなら10,000円程度で
供養してもらえるところもあるようです。
供養箱で供養する場合の費用相場は、13,000円程度。
※箱のサイズが40×30×25cmの場合
供養袋で供養する場合の費用相場は、18,000円程度。
費用は地域や依頼する遺品の量や遺品の種類によっても
異なりますので、詳しくは、依頼先に直接確認した方が
いいかもしれません。
お焚き上げが可能な遺品とはt
では、お焚き上げが必要な遺品について紹介しましょう。
お焚き上げは、絶対的に必要なものではありませんが、
以下の遺品はお焚き上げした方が故人とっての供養にも
なります。
- 身に着けていたメガネや補聴器、入れ歯、杖など
- 愛用していた寝具や本、人形、ぬいぐるみなど
- 故人が大切にしていた衣類やカバンなど
このように故人にとって思い入れのあるものや大切に
していたものをお焚き上げするといいでしょう。
まずは遺品整理から
では、遺品整理について少し考えてみましょう。
遺品とは、
故人が生前所有していたすべてのもののこと。
遺品整理とは、
故人の持ち物を整理整頓して片付けたり、処分
したりして家をきれいにすることですね。
遺品整理することで物理的に家がきれいになる
だけでなく、故人の死を受容して遺族の気持ちを
整理することにも繋がります。
遺品整理を行なうタイミング
遺品整理するタイミングとして多いのは、
四十九日法要後が挙げられます。
四十九日法要までは、故人の魂は行き場所が
決まっていないため、この世とあの世を行き来して、
さまよっていると考えられています。
四十九日に、あの世で故人が審判を受け、
行くべき場所へ旅立つことになります。
四十九日の法要後を忌明けとする場合も多く、
お通夜や葬儀に法要などの慌ただしかった日々が
一段落つくことになります。
だから、このタイミングで遺品整理するのですね。
四十九日法要は故人やその遺族にとっても大切な
儀式ですので、親族が集まることがほとんどです。
親族が集まっている中で、
遺品について話し合うことで納得のいく形で遺品
整理を進められます。
掃除や片付けには時間や手間や体力が必要になります。
親族が多く集まっているこのタイミングで遺品整理
をすれば、協力しながらスムーズに進めることにも
つながります。
不要なものを処分する
必要なものと不要なものに分けたあとには不要な
ものを処分していきます。
処分方法としては、
ゴミとして出すほかにも買取業者に売ったり、
最近ではフリマアプリ、ネットオークションを活用
する人もいますね。
リサイクルショップを利用すると家電などは
高額で引き取ってもらえることも多いので
まずは見積もりしてもらうことをおすすめします。
大量に処分したいものがある場合には、
直接自宅に来ていただき鑑定してもらうという
方法もあります。
形見分けを行う
遺品を仕分けした中で、故人の思い入れがあるもの、
価値のあるものは故人と親しかった人たちで
形見分けするといいでしょう。
形見分けする際には、引き取ってもらう相手の立場に
立って考え、相手の負担にならないように考慮する
ことが大切です。
お互いに無理のない範囲をよく話し合って決めていく
といいでしょう。
形見分けする際には高価な遺品の場合、
贈与税の対象になってしまう時もあります。
場合によっては、相手にとって負担になってしまう
こともありますので、その辺は注意しましょう。
自分でできる遺品供養の方法
遺品の供養を人任せにせず自分で行うことも可能です。
遺品のサイズが小さかったり、数が少なかったりする
場合には、自分の気持ちに従って手元で大事に供養して
あげるのも良いでしょう。
供養を行う際には、まず入浴などで自身の身を清め、
遺品を丁寧に拭いて汚れを落とし、 そこに塩を振って
清め、白い紙に包みます。
あとは、感謝や葬いの言葉をかけながら新しい
ビニール袋を取り出し、そこに入れて封をする
といった手順ですね。
最期に
いかがでしたでしょうか。
遺品供養は必ずしも必要ではありませんが、
- 親の大事にしていた物なので、最後はきちんとした形で見送りたい
- 顔のついている物(人形やぬいぐるみ)をごみとして捨てるのは忍びない
もし、そんな気持ちがあるのであれば、
やはり遺品供養はしておくべきではないかと
個人的には思います。
最期までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また。