【注意喚起】葛飾に住むなら、火災保険の“水災補償”を見直して

2025年11月8日 2025年11月8日

秋山隆義

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水辺の街・葛飾に潜む、静かなリスク

葛飾区は、荒川・中川・江戸川に囲まれた水辺の街。水元公園の豊かな自然や、川沿いの風景に癒される日々がある一方で、水害リスクの高い地域でもあります。

私自身、中川の氾濫が怖いと感じたことがあります。台風の夜、雨音とともにスマホの警報が鳴り続け、窓の外を見ても水位がどこまで上がっているのか分からず…。「もし浸水したら、うちの保険ってどうなるんだろう？」と不安になりました。

「火災保険に入ってるから大丈夫」と思っていませんか？実は、火災保険には“水災補償”が付いていないケースも多くあります。

全国平均では、火災保険の加入率は約82％。しかし、水災補償付きの契約はそのうちの約66％にとどまっています。つまり、3人に1人は水害に備えられていないということ。

葛飾のような低地では、これは見過ごせない数字です。

床上浸水や家財の損害が発生しても、補償の対象外になる可能性があります。修繕費や仮住まいの費用がすべて自己負担になることも。

「まさか自分の家が」と思っていた人たちが、実際に被害に遭い、保険の内容を見て初めて気づくケースが後を絶ちません。

保険証券やマイページで確認できない場合は、保険会社やFPに相談してみてください。

私たちが大切にしている日常は、静かな備えによって守られるものです。

中川の水位が上がる夜に感じた不安は、決して他人事ではありません。 「なんかいい」暮らしを守るために、今こそ火災保険の見直しを。