あなたの声 第六弾:暮らしの声がまちを育てる

― 葛飾区まちづくりの現在地 ―

「年を重ねることが、不安ではなく誇りになるまちでありたい。」

この言葉は、まちの未来を照らす灯火のようだ。声シリーズの締めくくりにふさわしく、私たちは今、まちの根っこにある“健康”という静かな力に目を向ける。

葛飾区では、後期高齢者を対象にした健康診査が毎年行われている。血液検査、尿検査、がん検診――その内容は、決して簡易的なものではない。体の奥に潜む小さな変化を見逃さないための、本格的な健診だ。

健診制度の充実ぶり

  • 血液検査では、空腹時の採血により生活習慣病の兆候を丁寧にチェック
  • 尿検査は、腎機能や糖尿病の早期発見につながる重要な項目
  • がん検診も同時に受診可能で、複数の検査を一度に済ませられる利便性
  • 約180の医療機関で受診可能。かかりつけ医でも、地域のクリニックでも安心して受けられる
  • 費用は無料。受診券は自動で郵送され、申し込み不要で気軽に受診できる
  • 認知症予防健診も別枠で実施されており、早期支援につながる仕組みも整っている

この制度の背景には、「健康であることが、まちづくりの出発点である」という確かな信念がある。健診を受けることは、単なる予防ではない。自分の体を見つめ直す時間であり、まちとの静かな対話でもある。

高齢者の関心も、年々高まっている。「健診を受けて安心した」「結果をきっかけに生活を見直した」――そんな声が、地域の医療機関や区の窓口に届いている。それは、まちの気配が住民の暮らしに寄り添っている証でもある。

まちづくりとは、誰かの声が置き去りにされないこと。行政のビジョンと住民の気配が響き合うことで、安心と誇りが育まれていく。健診制度は、その重なりを形にしたひとつの答えだ。

年を重ねることが、誇りになるまち。

それは、声が届くまち。

そして、声が育てるまち。

 

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