知ってました?危険な不動産相続
こんにちは。
秋山です。
皆さんは、相続トラブルと聞くと
富裕層だけの問題と思ってませんか。
確かに間違いではありません。
でもですね、
実はそんなこともないんですよ。
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不動産は公平に分けにくい
相続トラブルの原因となるものは、
ご家庭ごとにさまざまですが、
殆どに不動産が絡んではないですか。
何故かって?
理由はいくつかありますが、
まず考えられるのは、
不動産は分けにくいからです。
特に建物だと物理的に不可能ですし、
土地や建物は金銭なんかと違って価格も
はっきりしてませんから。
相続財産に占める不動産の割合が
大きいことも、理由のひとつかもしれません。
昨今、高齢者世帯の持ち家比率は8割を
超えていると言われています。
相続が発生すれば、実家の不動産も
必然的に相続の対象になります。
まさしく、
実家の不動産から
争族が始まるかもしれませんね。
そう、まさに実家の不動産から
感情のもつれがトラブルの引き金
不動産が絡むと、単に損得だけでなく
親族特有の感情が生まれたりします。
例えば、
親と同居したものと他のものといった
ケースを想像してみて下さい。
どうですか?
特に長男が親と同居している場合、
他の兄弟姉妹とは実家への想いというか
意識にずれがあるように思えませんか。
ご存知のとおり、
日本は、古くから長男が
家督の継承をする習わしが
まだまだあるみたいです。
そう思うと、親の面倒をみた長男は
「家長」のような立場で
ものごとを考えるはずです。
「家をもらうのは当然だ」
「兄弟姉妹の分配は自分が決める」
「兄弟姉妹に家の負担は掛けない」
といった具合に。
一方で、他の兄弟姉妹というと、
それぞれの人の立場や事情を
気にする感じがします。
自分たちの権利や貢献度に加え
長男が得た親からの支援などの
恩恵も意識するはず。
この些細な感情のもつれが引き金となり
それが我慢できず、ピークに達すると、
相続トラブルへと展開するわけです。
不動産相続には遺言書が有効
相続トラブルに
絶対的解決策はありません。
でも、一般的には遺言書を残すことが
有効なはずです。
特に、不動産は価値や権利、公平性が見えにくいので、
遺言書で権利関係を明確にしておくことは
トラブル回避には大きな効果があるはずです。
是非、ご準備しておくことをお勧めします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
私事ですが、以前に不動産相続のトラブルは
経験したことがあります。
幸い大きな争いまでには至りませんでしたが。
身内どうしが揉め合うのはやはり嫌なものです。
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てたら
幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた。