知らないと後悔します!家族葬ならではの注意点
こんばんは!
秋山です。
今日ネットニュースで「橋田壽賀子さん激安葬儀の背景」
といった見出しを見かけました。
本人の希望とはいえ、あれほど著名な方が総額で35万円
の散骨葬とは驚愕ですよね。
最近では葬儀の形式も多様化し、故人や遺族の希望に
合わせた葬儀がおこなわれるようになりました。
でも、その反面、どんな葬儀形式を選択すればいいのか
わからないといった方も多いのではないでしょうか?
今回は葬儀形式の選択について、重要ポイントを絞り、
解説したいと思います。
Table of Contents
葬儀の種類について
厳密な定義はありませんが、親戚や知人、職場の人など
故人と縁のあった人が多数参列する一般葬のほかに、
家族やごく親しい人のみで見送る家族葬、
通夜をせずに告別式のみの一日葬、火葬のみで済ませる
直葬・火葬式が代表的なものとなります。
いま人気の葬儀とは
2020年度の調査結果では、一般葬を選んだ人が48.9%で
最も多く、それに続いて家族葬が40.9%であった。
過去に遡り、2015年当時であれば、一般葬が58.9%、
家族葬が31.3%だったので、近年は家族葬への人気が
高まっています。
〜いい葬儀より〜
この傾向は、少子高齢化による葬儀の多様化や
コロナウィルスの感染拡大など、近年の社会情勢の
変化にも少なからず影響を受けているはずです。
家族葬のメリットとデメリット
家族葬のメリットといえば、
小規模な葬儀だからこそ、故人とのお別れの時間を
ゆっくり過ごすことができたり、義理で参列される方への
対応が少ないので、精神的な疲れも軽減できますよね。
でも一方で、思わぬトラブルに発展するような
デメリットもあるのです。
特に多いのは、親戚に関することと、お金に関すること
ですね。
親戚が関わるトラブル
家族葬は参列者を限定します。
それは、喪主の裁量によって葬儀に参列できる人と
できない人とに線引するため、故人とのお別れを希望しても
参列できない人(特に親戚)がでてくるわけです。
そうなると、参列できなかったことを不満に思い、
それがきっかけで、その後のお付き合いにも
亀裂が生まれてしまうこともあったりするのです。
また、ご高齢の方にありがちですが、
一般葬をイメージして、葬儀は盛大に行うものと
考えている人もいたりします。
「家族葬は寂しい印象」、「もっと立派に盛大にやって
あげたい」と親戚の人たちが考える葬儀のやり方と
異なるため、苦言を呈すこともあるのです。
予防策としては、
まえもって、家族葬でおこなう理由を充分に説明し、
できるだけ理解を得るよう努めることです。
その理由も、故人の遺志によるものとすれば、比較的理解を
得やすいかと思われます。
また、万が一に備えて、訃報の連絡をする人の連絡先を
リスト化しておくのもいいかもしれませんね。
金銭が関わるトラブル
家族葬は安価と思って選択したものの、予想以上に費用が
掛かってしまったと感じる方も少なくないのです。
一般葬に比べれば、確かに安価で済む傾向にありますが
それでも100万円近くの費用は掛かるものと思っておいて
ください。
そのうえ、家族葬は参列者からの香典収入が少なくなる
場合が多いので、必ずしも出費が抑えられるといった考え
はしないようにしましょう。
予防策としては、
あとから後悔しない為にも、事前に葬儀社へ相談しておく
ことが最善かと思われます。
費用について、予め把握しておくことで精神的にも安心
できますし、予算計画も立てられますしね。
見積もりを出してもらうことも重要で、葬儀プランの詳細
が分かるように、必ず総額だけでなく、項目別に価格が記載
されているかもチェックしましょう。
葬儀費用等は相続財産には含まれません
相続人が葬儀にかかった費用を負担する場合、基本的には
相続財産から差し引いて相続税を申告できます。
通夜、告別式の費用他、火葬や納骨にかかった費用、遺体の
搬送費、お布施なども差し引くことが可能なので
必ず領収書は控えておいて下さいね。
ただし、墓地や墓石の費用、香典返しの費用は対象外ですの
で、要注意です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は家族葬について取り上げましたが、どんな葬儀を
選択するにせよ、やり直しができないのが葬儀ですから、
起こりがちなトラブルやその回避方法は事前に知って
おくべきです。
後悔先に立たず!
何事も事前準備が必要ですね。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
では、また。