「高齢者の高給取りは年金がもらえない?」──制度の実情とこれから

最近話題になった三菱の高齢者雇用延長をきっかけに、ふと考えたことがあります。 「働き続けることが当たり前になってきた今、制度を知らないと損してしまうかもしれない」──そんな気づきから、在職老齢年金制度について調べてみました。

🌿 在職老齢年金制度とは?

この制度は、60歳以上で働きながら年金を受け取る人が対象です。 給与と年金の合計が一定額を超えると、年金の一部が支給停止になる仕組みになっています。

2025年度の基準はこうです:

  • 月給+老齢厚生年金の合計が 51万円 を超えると
  • 超えた分の 半分 が年金からカットされる

たとえば、月給45万円・年金10万円の方なら、合計55万円。 → 55万円 − 51万円 = 4万円 → その半分の 2万円が支給停止となり、実際の年金受給額は8万円になります。

🍂 実際にはどうなの?

この制度で年金が調整されているのは、65歳以上の在職者のうち約16%。 つまり、「高給取り=年金ゼロ」ではなく、一部の高所得者が対象というのが実情です。

また、2026年4月からは支給停止の基準額が62万円に引き上げられる予定。 これは「もっと働きたい高齢者が安心して働けるように」という社会の流れを受けての見直しです。

🌱 三菱の話題はきっかけにすぎない

最近、三菱の高齢者雇用延長が話題になりましたが、賃金据え置きはあくまで一部企業の例。 全国的に広く行われているわけではありません。 それでも、働き続ける高齢者が増えている今、制度の仕組みを知っておくことは損を防ぐ第一歩になると思います。

🍄 葛飾の暮らしに照らしてみると…

地域に根ざした働き方や家族との暮らしを大切にする葛飾では、 「制度を知っておくこと」が安心につながる大切な習慣になるかもしれません。

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