そばにいてくれたら ― ファシリティドッグのいる未来を葛飾にも
もし、病院で不安な気持ちを抱える子どもたちのそばに、静かに寄り添ってくれる存在がいたら… そんな想像が、いま兵庫県で現実になろうとしています。
Table of Contents
🐾ファシリティドッグって?
ファシリティドッグは、病院などの施設で“職員”として働くために特別な訓練を受けた犬のこと。 治療や検査の付き添い、ベッドでの添い寝、リハビリの応援など、子どもたちの心に寄り添いながら、安心と勇気を届けてくれます。
ハンドラーと呼ばれる看護師さんとペアで活動し、患者さんとの信頼関係をじっくり築いていくその姿は、まさに「そばにいてくれる」存在です。
🌟兵庫県の取り組み ― 西日本初の導入へ
兵庫県立こども病院では、クラウドファンディングを通じてファシリティドッグの導入が始まりました。 プロジェクト名は「そばにいてくれたら。」 第一目標の2,000万円はわずか11日で達成し、NEXT GOALの4,200万円もクリア。 この活動に寄せられた応援の声が、どれほど多くの人の心に響いたかが伝わってきます。
候補犬「ミコ」ちゃんもすでに病院スタッフと交流を始めていて、子どもたちとの関係づくりが進んでいるそうです。
💰かかる費用は? ― 希望のための現実
ファシリティドッグ1頭の年間運営費は、約1,000万円。 この中には、犬とハンドラーの専門的なトレーニング費用、飼育管理費、人件費、活動に必要な備品などが含まれます。
大阪市立総合医療センターでは、5年間の安定運用を見据えて6,200万円の資金を目標にしています。 診療報酬制度ではカバーされないため、クラウドファンディングや寄付が大きな支えとなっています。
「1年間に約1,000万円。これは、子どもたちの笑顔と安心を支えるための現実的な数字です。 でも、たくさんの人の“少しずつ”が集まれば、きっと届くはず。」
🍀葛飾にも、こんな未来を
葛飾には、地域に根ざした小児科や福祉施設がいくつもあります。 その中には、子どもたちの心のケアに力を入れている場所も。 ファシリティドッグのような存在が、そんな現場に少しずつ関わっていけたら…
たとえば、
- 週に1回の訪問型から始める
- 地域イベントで紹介してみる
- 家族向けニュースレターで活動を知ってもらう
そんな小さな一歩からでも、きっと未来は動き出します。
このブログが、誰かの心にそっと届きますように。 そしていつか、葛飾の病院にも“そばにいてくれる”存在が現れますように。

