知ってて損はない!認知症のリスクと対応策

こんばんは!

秋山です。

今回は、誰しもがリスクとして抱えている認知症を

テーマに、基本的な知識とその対策について

ご紹介したいと思います。

認知症の症状とは

代表的な症状として、以下2つをご紹介します。

「物盗られ妄想や被害妄想」

「夜間せん妄や徘徊」

皆さんも噂では聞いたことあるのではない

でしょうか。

では、そんな症状が表れたら、ご家族はどんな

対応をすれば有効なのでしょう?

物盗られ妄想や被害妄想

相手を無視したり、反発したりすることは

避けるべきでしょう。

話していることを一応認めて、

無くなったものを一緒に捜してやったり、

ほかの話題に気持ちを反らせるような

対応が有効だと言われています。

 ところが、

その妄想に対する思い込みがどんどん強くなり

日常的に繰り返されるようになると、

献身的に介護している家族からすれば、

「こんな状態がいつまで続くのか」と心身とも

にストレスが溜まるはずです。

夜間せん妄や徘徊

毎晩夜になるとパジャマを外出着に着替え、

「行かなくちゃ」と言って家を出ようとしたり

するのです。

普段は独居で何とか過ごしていたとしても

突然出かけて迷子になったり、

警察の厄介になるケースもあるようです。

こういった症状に、家族が困り果てなければ

対応策が取られないというのが、現実には

怏々としてあるのです。

このように、後手に回るような対応だと

家族の方が疲弊し、精神的に追い込まれ、

結果、うつ病の発症といった、そんな2次

的被害の可能性も高くなってしまうのです。

 物忘れは認知症なの?

記憶力は、20代をピークに加齢と共に減退していく

といわれています。

そして、60歳頃になると、記憶力の低下に加え

判断力や適応力の衰えもみられるようになり、

物忘れが次第に多くなっていきます。

もしかして、これは認知症?

と不安に感じるかもしれませんが、加齢による

物忘れは自然な現象であり、認知症とは根本的

に性質が異なるのです。

加齢による物忘れの症状について

物忘れがたびたび起こると、アルツハイマー等

を疑う方もいます。

以下のような場合は、認知症の症状とは別物と

思ってください。

  • 眼鏡をどこに置いたか忘れてしまう
  • お昼に何を食べたか思い出せない

記憶には、

1.情報を覚える「記銘」

2.情報を記憶として留める「保持」

3.情報を必要に応じて思い出す「想起(再生)」

と三段階あります。

加齢による物忘れは最期の想起(再生)機能の低下

によるもので、覚えたことを思い出すまでに時間

がかかります。

眼鏡を置いたことや食事をしたことは覚えているし、

自分が忘れているという事実に対して自覚も

あるのです。

このように、体験の一部のみを忘れるのが加齢に

よる物忘れなのです。

そのため、加齢による物忘れの場合は、

最近物忘れが増えたなと感じることはあっても

日常生活に支障はありませんし、

認知症のように症状が進行したり、記憶以外の

障害がみられることもありません

認知症による物忘れの症状について

特徴としては、自分が体験したことを一切忘れて

しまうことです。

例えば、

「友達と会う約束をしたこと自体を忘れてしまう」

「食事をしたこと自体を忘れてしまう」 

など、といったように体験したこと自体を覚えて

ないのです。

このように認知症が原因の場合は、

記憶の初期段階である記銘ができなくなるのです。

よって、認知症による物忘れでは、繰り返し

同じことを尋ねるといったことが起こります。

本人はそもそも体験した記憶がないので、

「さっき食事はとったよ」と伝えたところで

「今日はまだ何も食べてません」と

怒り出すことだってあるのです。

なので、そのケアにはとても気を遣うこと

になります。

一方で、裁縫や編み物、楽器の演奏などといった

技能を必要とするような行動には、影響がで難い

と言われています。

本人が「最近物忘れがひどいので、受診した方が

いいかな?」と思われるケースでは、殆どが加齢

による物忘れが原因と考えられています。

そもそも本人が、物忘れが多いと感じていない、

または、物忘れ以外にも日常生活に支障をきたす

障害がみられるようなら、認知症を疑うべきかも

しれません。

認知症の初期症状が表れたときの対処法

ご家族(ご自身)に認知症の初期症状が表れたら、

速やかに専門医を受診しましょう。

認知症は一度発症すると完治しない病ですから

治療の目的は、進行を抑制することになります。

そのため、投薬治療で症状を抑えやすい早期から

治療を開始することがとても重要です。

受診のタイミングは、早いに越したことはありません。

もし、

「本人が病院に行きたがらない」

「認知症だと認めたがらない」

といったような状態なら、無理やり病院に連れて

行くことは、症状を悪化させる原因になりかねません。

そんな状態なら、患者の心理的ハードルを下げて

みることをおすすめします。

「 健康診断の一環として受診する」

「知り合いが受診したといった話をしてみる」

人は自身のことよりも、他人のことの方が受け入れ

やすいといった性質を持っているので、知り合いが

受診した話をすると、

不思議と自身にも受診が必要かもと思うようです。

早い時期から治療を始めると、

症状の軽い段階を維持することができるので、

なるべく早い受診をおすすめします。

認知症の予防と進行の抑制について

以下に3つの効果的な取り組みをご紹介します。

自宅でもできますので、

是非チャレンジしてみてください。

食事に気を配る

高血圧や糖尿病といった生活習慣病は、

認知症の発症リスクを上げることが分かっています。

「バランスの取れた食事を摂る」

「間食や塩分・糖分を控える」

ということは、認知症予防に効果的です。

適度に運動する

体を動かすと脳が活性化されるので、認知機能の

低下を防げます。

無理のない程度で、

日常的に歩く習慣を身につけましょう。

認知トレーニングを行う

計算ドリルやパズルを解くことは認知トレーニングに

なります。

簡単すぎず難しくはない、そんな難度のものを

選定するのがポイントです。

また、ご家族とコミュニケーションを取ることも認知

機能の低下を予防します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

認知症かもと思われたら、それは受診のサインなの

かもしれません。何度も繰り返しますが、

なるべく早めに、専門医への受診を心がけましょう。

最期までお付き合いいただきありがとうございました。

それでは、また。

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